camp start

■　家族旅行村アルプスの丘 泊～木曽駒ケ岳（2956m）　・・・・・　2010年8月12～14日





夏のお盆休みに、長野県伊那市の方へ行ってきました。

ここには友人の兄の奥様の実家（遠っ！）があり、私が酒と山とキャンプが好き
ということで、なぜか我が家も友人家族と一緒にお邪魔する事になりました。

■ 8月12日（1日目）

夜の11時に積み込み終了。
12時半に就寝。
2時半起床。
3時出発。

こんな事、我が家では今までありえません。
やればできるやん！
ひんやりとした真夜中に出発するのもいいですね。テンションあがります

西名阪－名阪国道－東名阪－中央道 と乗り継いで駒ヶ根ICまで走ります。
子供達が起きた頃はもう長野県でした。

友人の実家には8時着。
お父さんも無類のお酒好き。
「呑まし！呑まし！」（呑んで、呑んでの信州弁）
と朝っぱらから酒盛りです。
あいにく天気も悪かったため、ガレージでバーベキュー。



朝から夕方まで呑んで、キャンプ場へ行き小雨の中、設営です。
（翌朝、どうやって設営したか覚えてませんでした）
その日はキャンプ場内の温泉に入って、おやすみなさい・・・・。

■ 8月13日（2日目）

4時起床。
4時25分出発。
4時30分菅の台バスセンター着。
キャンプ場からバス停はすぐそこです。

もう、すでに並んでますよ～。




眠い目をこすりながら、バスで40分くらい登ります。
これがぐねぐね道で、結構こたえます。




売店の横で、朝ごはんのおにぎりを食べて腹ごしらえ。
今回は男4人、女4人、小学生1人、幼稚園児2人、赤ちゃん2人のメンバーです。
昨日までの台風の余韻が残っているのか、辺りは霧だらけで視界が悪く、どうなることやら。





AM6:52　スタートです。
千畳敷なんて全く見えません。





あんまり天候が悪すぎるので、遊歩道と登山道の分岐で、私，幹，友人，友人の息子の4人は登山道、
その他は遊歩道と二手に分かれます。




AM7:38　乗越浄土に到着。
かなり急な石階段が続き、高度の違いか息が切れます。




ここからは幹と二人で中岳を目指します。
しかし、視界が悪くどこを歩いているのかわかりません。





AM8:06　中岳到着
視界ほぼなし。ただ歩くだけ。テンションも下がり気味です。




ここから一回下って登り返します。
前の人を見失わないように歩きます。






このあたりから、急に寒くなってきました。
濃霧で気温が下がり、汗が体温を奪います。
一度ここで休憩し、Ｔシャツを着替え、チョコレートなどを食べて栄養補給です。
体の芯から温まっていくのがわかります。





おっ、向こうに何か見えてきたぞ！





幹、もうちょっとや、頑張れ！





AM8:47　木曽駒ケ岳山頂　三角点（2956M)　
霧がなければ、いろんな山々が見えるんでしょうね。




とりあえず、記念撮影。





霧も濃く、山頂からの絶景も0。
ご褒美無しの山登りほどつらいものはありません。
まあ、しかたないか。
こういう事もあるでしょう。

カメラもびしょびしょ。
壊れるのも困るし、これ以上写真も撮る事ないかと思い、カメラはザックの中にしまいました。


お参りをし、駒ケ岳山頂から中岳に戻ります。




AM9:20　中岳到着。
ここで休憩していると、霧が一気に晴れてきました。
みなさん、慌ててカメラを用意します。

ん？あれは、なんやろ？





私「おー、さっき登った駒ケ岳やん！こういうルートになってたんか！」
幹「あんなとこに小屋あったかなあ。」

やっと自分達が登ってきた山の全貌が見えました。





違う方向にも尖った山が見えてきました。

私「あれは、宝剣岳やなあ」
幹「てっぺんに誰かいるんちゃう？」





私「うっそ！一番尖った所に人立ってるやん！」
幹「アンテナかと思ったわ」





下がってたテンションも一気に上がります

私「幹、あそこ登るぞ！」
幹「えー、無理やって」
私「行ける行ける（行けるかなあ？）」

と言うわけで私も登る自信は無いですが、勢いであの尖った宝剣岳へ向け進みます。




AM10:00　宝剣岳の麓に到着。
ザックはデポして登ります。





想像どおり、かなり急です。





想像以上の難所。
これはヤバイです。
鎖から手を離すと谷底へ真っ逆さま。

幹「お父さん、無理～」
私「行ける行ける。三点支持や。」
幹「三点支持ってなに！」
私「ん～。とりあえず、鎖から手を離すな！落ちてもお父さんが下にいるから」

最終的には根性論で乗り切ります。




写真なんて撮れる様な状況じゃないので撮ってませんが、非常に危険な場所でした。
この時はさすがに、diagnl Ninja Camera Strap が役立ちました。
これが無かったら無理でしたね。
買ってよかった（どっちやねん）

難所を越えれば、すぐ山頂です。

やりました、宝剣岳（2931m)　山頂





左の尖った岩の上が山頂です。
さっきの人は、ここに立ってたようですね。
それはさすがにやめておきました。




宝剣岳山頂から見た千畳敷カール。

来てよかった~。
もう、最高です。





私「幹、その岩の先まで行ってくれ」
幹「ムリムリ、ええから早く撮って」

滑落しないように、ビビリながら二人で写真の撮り合いです。






下りは少しだけ安全な別ルートから下山です。
デポしたザックのところに行くと・・・・・・・。


なにこれ！



ザックがハエまみれです

そんなに臭うのか・・・・・。





AM10:45　ちょっと早いですが昼食です。
メニューは、いつもの冷やしうどんとざるそば。
夏はこれが一番です。

おにぎり、おいしいー。





幹と二人で、ご飯を食べながら、

私「幹、来てよかったなあ。」
幹「帰るのもったいないなあ。」
私「このままずっと、ここにいたいよなあ。」

本当にいつまでも離れたくないような景色でした。

後ろ髪を引かれながらの下山です。




昼前から上がってきた人たちは、かなり軽装です。
この千畳敷の景色と、花をみてるだけでも十分ですね。





12:00 千畳敷駅到着

今回は悪天候からスタートし、せっかくのアルプス登山がどうなることかと思いましたが、
絶景というご褒美もいただき、最高の登山になりました。

濃霧の状況から一転、一気に晴れ、霧の合間から見えてきた景色は忘れられないと思います。




ソースカツどん編へつづく・・・。